こんにちは。
T・たまもです。
おうちにいる今、投稿をしたり、短歌を作ってみませんか、という新聞記事を読んだので、今回は「俳句」について考えてみましょう。
短歌は31文字ですが、俳句は17文字。
本格的に作ろうとしたらどちらも大変ですが、文字数だけを見ると挑戦しやすいですからね。
実際、生徒は「作るぞ!」というと、俳句の方が取っつきやすいようです。(でも、一番モチベーションが上がるのは、「賞金50万円」なのかもしれません)
問題は、いつまでたっても俳句と短歌の区別がつかないヒトがいることでしょうか。
歴史的には短歌の方が古く、万葉集の昔から作られてきました。
「長歌」に対する「短歌」ですね。
長歌に詠み添えるので、短歌より反歌と呼ぶ方が多いと思います。
その後短歌が和歌の主流となりました。
中世に連歌(レンガと読む)が発生し、そこから俳諧が生まれ、発句(ホックと読む)が独立して制作、鑑賞されるようになりました。
明治時代に正岡子規が「俳句」と名付けました。
世界で一番短い定型詩です。・・・というのが授業でする、ざっくりした説明。
歴史的に言えば、俳句という形は一番新しく、完成された形と言えるのかもしれません。
いきなり575と指折り始めてしまうのですが、そうするとなんだか交通標語か昔の広告になってしまうので、まずは「俳句にしたい感動」を探しましょう。
ということで、余裕があれば吟行(題材探しのお散歩)をします。
その季節ならではの、そしてそういう目で見るからこその新鮮な発見があります。
余裕がなければ今までの思い出を店卸し。
うれしかったこと、悲しかったこと、数あるイベントを振り返りましょう。
長くなったので、つづきはまた。