こんにちは。
T・たまもです。
写真の羊羹はクルミとピーカンナッツ入りなのですが。ピンクは梅味羊羹。
蒸し羊羹と言えば、栗蒸し羊羹。
栗の入った練り羊羹もありますが、栗入りというと栗蒸し羊羹が思い出されるのはなぜでしょう。
羊羹はおもに
A、あんこを寒天で固めたもの と
B、あんこを粉で固めたもの
の2種類に分かれます。
Aは水の量を多くして煮立てる時間が短いと水羊羹になり、寒天を多くして煮詰めて練り上げると練り羊羹になります。
練り羊羹は日持ちも良くて、というより日がたつとあんこと砂糖がなじんでより美味しくなります。
Bの蒸し羊羹の方が歴史は古いそうで、くず粉とか小麦粉とか上新粉とか混ぜる粉によって食感が変わってきます。
ういろうも蒸し羊羹の一種だとか。
すあまはあんこが入っていないので羊羹に分類されないわけです。
「蒸し羊羹ってでき上がっているんだかどうだかよく分からないんですよね」と言ったら、先生も「蒸し上がったばかりのはやわらかいから、よく分からないのよね」と笑いました。
蒸し羊羹は練り羊羹より持ちが悪く、日とともにぼそぼそしてきます。
出来上がって冷めたあたりが一番美味しいのでしょう。
あ、そうか、だから具入りの羊羹は水羊羹や蒸し羊羹が多いのかも。
ところで、とらやのホームページには「羊羹年表」がありました。さすがです。