T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

みんなあの席を狙っているんだよ  席替えしようよ その2

 こんにちは。

 T・たまもです。

 先週、席替えについて書き始めました。今日はその続きです。

 

 今日は、実際の席替え方法をいくつか紹介しましょう。

 まず、出席番号順など、教員が指定する、というやり方。

 成績順とか、アルファベット順など、結構いろいろ工夫はできます。

 一年間出席番号順のままというツワモノの先生もいらっしゃいます。

 ただ、そうすると当然ながら後ろに座る子はいつも後ろで、不公平感が出てきます。

 また、成績順というのも、好成績の子が後ろに行くパターンだと、生徒はいいのでしょうが、最前列の環境が悪くなって、教員は授業がやりにくくなることも多いです。

 最前列だけ赤点を取った生徒の指定席というクラスもありましたっけ・・・。


 次に、好きな席を生徒に選ばせるというやり方。

 「よーいドン」で、黒板に書いた座席の枠に名前を書かせる、なんてワイルドな方法を取る先生もいましたが、私はさすがにそれはやったことはありません。

 だって、弱肉強食になるじゃありませんか。

 選ぶ順番を決めるくじをひいて、若い番号をひいた生徒から自分の席を書きに来させる、というのはやりました。

 公開選定なので、不正もできません。

 結構盛り上がるのですが、すごく時間がかかります。

 黒板の前まで来て悩むなよ、と、心の中でドツくこともありました。

 また、男女の席が交互になるようにだけ指定しておいて、男子を教室の外に出し、最初に女子に好きな席を選ばせ、次に女子が教室の外に出て、今度は男子が好きな席を選ぶ、というコトをなさっている先生もいました。

「で、全員が座ると、前後左右を見てみんな盛り上がるんだよね」

 って、それこそ運命的な席替えです。