T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

まもなく大寒というのに咲いているのは・・・?

f:id:ttamamo:20210112134710j:plain

残んの菊

 

 こんにちは。

 T・たまもです。 

 ざんぎく(残菊)というと、うらぶれた感じですが、のこんのきく、というとなにやら寂しいけれど優雅な感じがします。

 残りの菊というのが普通でしょうが、最近、「のこん」という言い方を知りました。

 重陽節句以後、遅くは初冬まで咲き残っているものをいうそうです。

 うーん、まもなく大寒ですけどね。

 で、今ちょっと調べてみたら、

「中国では残菊は価値のないものとして扱われるが、日本では価値あるものとして菅原道真などが詩の題材にしている」

と、いうような文章を見つけました。(「菅原道真詩文における「残菊」をめぐって」)

 へー、そうなんだー、と思いつつ。

 私が「残んの菊」と言う言葉を知ったのは、「紅楼夢」を読んでいて。

 「紅楼夢」は、清朝中期に書かれた中国の小説。

 作中で登場人物たちがそれで詩を作っているのです。

 まあ、たしかに菊をほめている感じではありませんでしたけど、詩の題材にはしているのよね・・・。

 今年はいろいろな花が返り咲きしているだけでなく、長く咲いている花も多い気がします。

 葉っぱが赤くなっているのがおわかりでしょうか。

 上手に写真が撮れるというから買ったスマホなのに、お花はちっとも上手に撮れません。