T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

道長の甥っ子だけのことはあるなあ・・・「大鏡」道隆と福足君 その1

 こんにちは。

 T・たまもです。

 今週は、古典のお話をしようと思います。

 「大鏡」といえば、藤原道長(ふじわらのみちなが)の栄華を中心に描いた歴史物語。

 「花山天皇の出家」や、「弓争い」「肝試し」などが高校の授業では定番ですが、今回は「道隆と福足君」というお話を取りあげたいと思います。

 道隆というのは、藤原道隆(ふじわらのみちたか)です。

 清少納言が仕えた中宮・定子(ていし)のお父上です。

 弓争いの時も肝試しの時もちょっと情けないヒトのイメージがありますが、

「病気の時もいい男」

と褒められるほどの美丈夫で(酒乱の気はあるようですが)、ダンディーなお方だったようです。

 そのカッコよさが出ているのがこのお話の道隆です。

 福足君(ふくたりぎみ)というのは、藤原道兼(ふじわらのみちかね)の長男。

 藤原道兼は道隆の弟で道長のお兄さんに当たる人です。

 肝試しで道隆と同じく恥をかかされたヒトですね。

 で、福足君というのは幼名ですから、幼名で出てきているということは元服していないということで、ということは夭折したということなんですね。

 このエピソードを見る限り、

道長の甥っ子だけのことはあるなあ・・・」

と思うやんちゃぶり。

 だから、このお話、私好きなんです。

 成人していたら、道長の強敵になれたかもしれません。