T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

上質のミステリーを読むような・・・読書の時間「『顔』の進化」

 こんにちは。

 T・たまもです。

 今日ご紹介する本は、科学の本。

 

馬場悠男「『顔』の進化」講談社ブルーバックス


 副題が「あなたの顔はどこからきたのか」、これはもう読むしかないよね、ということで手にしました。

 私は苦手なくせに理系の話が大好き。

 ときどき、まあもちろん一般向けの本ですが、こういった本を手にします。

 読んでいて専門的な用語が入ってくるとちんぷんかんぷんなのが悲しいところ。

 なんだけど、上質のミステリーを読むようなわくわく感があります。

 この本は、新聞の書評で面白そうだなあと思ったのですが・・・。

 期待に違わず、というか、期待以上に面白かった!

 「顔は口から始まった」という起源。

 「進行方向に口が出来て、餌の情報を集めるために目や耳や鼻が口の側に集まってきた・・・」という進化。

 ミミズやヤツメウナギみたいな口だけお化けが、ライオンやヒトの顔に進化していくんですよ。

 ね、上質なミステリーの謎解きのようでしょ。