T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

ほんのちょっとの変化に気づく・・・短歌を作ろう その2

 こんにちは。

 T・たまもです。

 昨日の続きです。

 短歌を作る活動です。

 俳句より、「時間の流れ」があると面白いという話をしました。

 俳句と同じように、まずは題材探し。

 思い出せるだけ、「楽しかったこと」や「悲しかったこと」を初めとして「感動したこと」を集めます。

 短い文章にしておくと良いでしょう。

 案外、使える5文字や7文字が出てきたりします。

 秋に扱うことが多かったので、夏休みの体験や文化祭・体育祭の思い出、推薦入試で緊張したことなどが題材としてよく取りあげられていました。

 その上で、先述の「時の流れ」をどう意識して歌を作っていくか。

「例えば、舞台発表なら練習と本番での変化。

入試なら当日の朝と夜での変化。

季節の風物なら夏と秋での変化。

対照というよりは、ほんのちょっとの変化にあなたが気づいた、ということで結構です。

気持ちそのものより、見えたモノ、聞こえた音、行動などの、具体物の方が良い」

 こう書くとなんとも抽象的です。

 が、最初は字数にとらわれていても、それぞれ「歌いたい」という材料を持っている生徒は、色々工夫をします。

 私は少し字数に合わない言葉を言い換えるアドバイスをするくらいでした。

 授業ですから、上手下手より、実感が表現できているかどうかが大切ですからね。

「プロってすごいね・・・」

と言う感想が出てくれば、上出来。