T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

「形式」のお勉強をするには「年賀状」

 こんにちは。

 T・たまもです。

 さて、久方ぶりに作文の話。

 作文、なのかな、年賀状のお話です。

 「手紙を書く」というのも作文指導のひとつ。

 ですので、年賀状も作文に入るというわけです。

 手紙は内容だけでなく形式も整わないとオトナの手紙にはなりません。

 メール全盛の昨今、必要なのかと言われれば・・・?

 もはや「古典としての常識」なのかも。

 なかでも「年賀状」は形式だらけです。

 「形式」のお勉強をするには良い教材です。

 最初に、宛名書き。

 相手の住所、氏名、自分の住所、氏名。

 真ん中に一番大きく上から書くのは相手の名前です。

 自分の住所氏名は本文あとでも良いが、一番小さめの字で書きます。

 相手の名前に付ける敬称は先生には「先生」が正しくて、「様」にはしません。

 インクの色は黒が基本です。

 カラー、特に赤系は使いません。

 というか、友達以外への手紙ならタブーでしょうね。

 意外に生徒たちは知らなかったりします。

 そして、忘れてはいけないこと。

 元旦に年賀状を届けたかったら、12月25日までに投函しましょう。

 ただし、学校で書かせる分には私が郵便屋さんなので、あまり関係ないんですけどね。

 次に本文。

 まず、いわゆる「賀詞」新年の挨拶ですね。

「明けましておめでとう」とか、「謹賀新年」とか。

 それから

「昨年度中の反省・お礼」

「自分の抱負・目標」

「今年もよろしくのお願い」

 最後に日付。

 ××年元旦、です。

 この××年を、例文でもちゃんと新年にしておかないとそのまま書いちゃう生徒、続出するんですよね・・・。

 そうそう、絵も。

 どうしてなんの疑問も持たず、例通りの干支を描くのかな・・・?