こんにちは。
T・たまもです。
今日ご紹介する本は実用書。
やましたひでこ「マンガでわかる!結果を出す断捨離」宝島社
一番わかりやすい断捨離本を読みたい、とおもってこの本を選びました。
「ウチ、断捨離しました」
って言うTV番組があるでしょう。
リアルタイムで見たことはほとんどないのですが、面白いですよね。
他人事だから面白いなんて言えるのですが、どうしてここまでため込んじゃったんだろう、というヒトが、一念発起してモノの整理をするの。
やましたさんはカウンセリングとアドバイスが主な仕事。
手伝いはするけれど、主に動くのは片付けたいご本人、というのが、この前お話しした古堅純子さんとは違うところ。
もちろん、片付けたい本人が
「こうしたい」
「こうなりたい」
というコンセプトがないと進まないのは同じなんですけどね。
片付けたいはずなのに、協力する家族とケンカになることもしばしば。
やましたさんの
「断捨離」
は、捨て活でもお掃除法でも収納法でもありません。
「行法哲学」
なのだそうです。
この本を読んで、今さらですが初めて知りました。
辞書的な意味では、「行法」というのは仏道修行、「哲学」は真理の探究。
乱暴に解釈すれば、自分が執着しているモノの正体を見極めて、真に大切なモノだけを残す・・・ということでしょうか。
そういえば、TVでも、やましたさんは
「あなたの心が、この家のモノたちに現れている」
的なことをよく言っていましたっけ。
どうしても捨てられないおおきなモノ、それが自分が執着している何かの象徴なのだ、と。
「机の上は頭の中、部屋の中は、心の中」
といいますが、その通りなのでした。
「収納における7・5・1の法則」
とか、
「仕分けの際の要・適・快の法則」
とか、実用的な話もたくさんあります。
が、要するに
「本当に大切なモノ」
を
「大切に使う」
ということに尽きるのでしょう。
人間はキャパが少ないくせに欲張りで、しかも忘れっぽい生き物。
だから、「大切じゃないモノ」は持たないという方法が一番なのかもしれません。