T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

教育には金がかかる・・・

 こんにちは。

 T・たまもです。

 今日はみちくさ。

 先日の新聞に公立大学が増えているという記事が出ていました。

 この少子化の時代に、この30年で3倍に増えているそうな。

 不況で進学する高校生が増えているとか。

 大学を志望する女子が増えているとか。

 色々要因はあるでしょうが、大学進学率は50%を超えて久しい。

 語弊を恐れずに言えば、日本は大学が多すぎる気がします。

 学歴社会だし、かつて作った大学を簡単につぶせないし、だから仕方ないのだけれど。

 で、授業料は、公立大学は国立大学の標準額53万5800円と同額らしい。

 国公立大学も値上がりしたものですね。

 もしかしてデフレの日本の中で一番上がっている部類ではないかしらん。

 53万円たら、時給1000円のアルバイトを530時間、つまり1日8時間労働でざっくり67日働かないといけません。

 夏休みにめいっぱい働いてやっと稼げる金額。

(もしかしたら、そんなに稼いだら保護者の扶養控除がなくなってしまうのでは?)

 しかも、これに入学金だ施設費だ教材費だ下宿代だ云々かんぬん足していったら、どうなるんだ。

 とてもじゃないけど国公立なのに自力で進学は無理でしょう。

 え、そんな苦学生はいまや国公立にはいない?

 教育には金がかかる、当然です。

 でも、だからこその公立教育機関だと思うんですけどね。

 奨学金があるじゃないかって?

 日本の奨学金はほぼ借金です。

 問題の先送りに過ぎません。