こんにちは。
T・たまもです。
今日紹介する本は、インタビューです。
堀内宗心、高橋睦郞「宗心茶話」世界文化社
表千家の重鎮、堀内宗心さんの話を高橋睦郞さんが聞き書きしています。
初出は「家庭画報」、言わずと知れたマダムたちのための雑誌です。
私が、まず感動したのは、こういう連載が可能なメディアが、「家庭画報」だということです。
茶道界は実はこういうマダムたちに支えられているのだと思います。
そして、それは、堀内宗匠のような方々がいらっしゃるからなのではないかと思います。
いちいち話が深いんですもの。
名著だと聞いてはいましたが、本当に奥の深い世界だなあと改めて感服したのでした。
なかでも印象的だったのは、「器(うつわ)」についてのお話です。
老子を引いて、
「中がうつろだから、器として役に立つ」、
なんだか、すごいなあと思いました。