T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

2019-01-01から1年間の記事一覧

良いお年を

大黒様 こんにちは。 T・たまもです。 年の瀬となりました。 なんだかいろいろありました。 来年は子年ですね。 ねずみさんは子孫繁栄・五穀豊穣の象徴です。 大黒天のお使いなので、打ち出の小槌や巾着や米俵といっしょに描かれることも多いですね。 そうい…

読書の時間 「美人のレシピ~マクロビオティック望診法」

こんにちは。 T・たまもです。 今日紹介するのは、レシピ本。 といっても、健康志向の解説付き。 山村慎一郎、中島デコ「美人のレシピ~マクロビオティック望診法」洋泉社 咳が出やすいとか、便秘になりやすいとかなら、栄養の偏りがあるせいだと言われれば…

高校生の読解力は低下しているのか?(2)

こんにちは。 T・たまもです。 昨日の続きです。昨日は、テストの問題は、答え方が違うと正解にならないという話をしました。 前々から思っていたのですが、私の知っている昨今の高校生は、読解力以前に、そもそも問題をよく読まないで勝手に答える生徒がと…

高校生の読解力は低下しているのか?(1)

こんにちは。 T・たまもです。 今日は、久しぶりに国語の話です。 先日、国際学習到達度調査(PISA)で、日本の高校生の読解力低下が話題になりました。 なんでも、日本の読解力の順位は、前々回の2012年調査では過去最高の4位だったが、前回の1…

読書の時間 「白蓮れんれん」

こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は、小説です。 実在の人物が実名で出てくるので、どちらかというと評伝に近いのかもしれません。 林真理子「白蓮れんれん」集英社文庫 柳原白蓮はご亭主に対する「公開縁切り状」を新聞に出したことで知られ…

宝くじは貧乏人の道楽か、ギャンブラーの夢か?

こんにちは。 T・たまもです。 年末ジャンボの季節ですね。 今日は、道草。 宝くじ、買ったことありますか? 当たったことはありますか? もちろん、当たる、というのは買った以上の額がですよ? 私の旦那は、数学の教員だったのにもかかわらず宝くじを買い…

読書の時間 「幻燈辻馬車」

こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は小説です。 明治が舞台だけれど、いちおう時代小説になるのかしら。 山田風太郎「幻燈辻馬車」(上)(下)河出書房新社 山田風太郎といえば、一昔以上前にマイブームがございましてね。 忍法帖シリーズを中…

おやつの時間 落雁

椿とねずみ こんにちは。 T・たまもです。 今日のおやつは落雁。 先日お教室で作った2種類。 砂糖と水分とお粉を合わせるだけの、シンプルにして奥深い干菓子です。 老舗でも必ず売っている落雁ですが、味の良さは原料に、食感の良さは職人の腕にかかってい…

読書の時間 「イヴの七人の娘たち」

こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本はサイエンス・ノンフィクション。 ブライアン・サイクス「イヴの七人の娘たち」ヴィレッジ・ブックス 母方で伝わってゆくDNAから人類のルーツを極めていく、壮大な研究のお話です。 ブライアン・サイクス…

おやつの時間 上生菓子の最高峰といえば

春夏秋冬 こんにちは。 T・たまもです。 きょうのおやつは上用ねりきりと上用まんじゅうです。 水無月というお菓子があります。 上に小豆を散らし、氷を模して三角形に切ったういろう系のお菓子です。 全国の和菓子屋さんが夏になると売り出します。 縁起物…

読書の時間 「文学評論」

こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介するのは、講義録です。 夏目漱石「文学評論」(一)~(三) 講談社 そう、かの夏目漱石が、まだ東京帝国大学で先生をしていた頃の講義メモを書き改めたモノ。 ナマの講義を受けたかったです、夏目先生! 18世紀の…

継続は力なり、と自分に言い聞かせるとき

こんにちは。 T・たまもです。 首里城が燃えてしまいましたね。 何十年もかけて、再建してきて、やっとゴールが見えてきたところでしたのに。 訪れるたび、少しずつ建物が増え、見取り図が広がっていくのを、よそ者ながらうれしく見ていました。 お見舞い申…

お弁当の思い出

こんにちは。 T・たまもです。 すっかりブログのペースが落ちていますが、また道草。 今日は、お弁当の思い出。 私は、中学校から結婚するまでは母が、結婚してから旦那が退職するまでは私がお弁当を作る生活を続けました。 今は、持って行くなら作り置きの…

お寺の建物にはたくさんの動物が・・・たとえば

象さん こんにちは。 T・たまもです。 台風一過、爪痕はひどくなるばかり。 お見舞い申し上げます。 さて、今日のカワイイものは、目つき鋭い象さん。 お寺の建物をよく見ると、あちこちに動物モチーフを見かけます。 十二支とか、四神とか、竜虎の彫刻など…

おやつの時間 秋の味覚と言えば、栗!

栗の渋皮煮 こんにちは。 T・たまもです。 きょうのおやつはウチの旦那様特製、栗の渋皮煮。 栗って、蟹より食べるのが大変です。 私は根性無しなので、口に入るまでの大変さを考えると、 「まあ口に入れなくてもいいか・・・」とくじけるのですが、むしろ闘志…

よく効く入浴剤と言えば

五行湯 こんにちは。 T・たまもです。 最近は、なかなかパソコンに向かう元気が出ません。 文章を綴るのもやっぱりエネルギーがいるんですね。 今日の写真は岩塩。 いちおう「入浴剤に」ということで、色づけしたのですが、 なかなかかわいくできたので、ア…

浦島太郎を竜宮城に連れて行ったのは・・・

亀さん こんにちは。 T・たまもです。 ここは長野県木曽郡の寝覚ノ床。 浦島太郎が竜宮城から帰ってきて、玉手箱を開けたところとか。 亀さんがいるの、おわかりになりますか。 岩の見立てですが、ウミガメにしては大きすぎますね。 後ろのお堂は浦島堂とい…

小論文練習問題 「ハラスメント」その5

こんにちは。 T・たまもです。 今週も小論文の練習問題として「ハラスメント」をテーマに考えています。 昨日は、具体的なお題として「体罰」「児童虐待」「後輩いびり」を取り上げました。今日は、もう一つの大物について。 3 「いじめ」は、個々の事例ご…

小論文練習問題 「ハラスメント」その4

こんにちは。 T・たまもです。 今週も小論文の練習問題として「ハラスメント」をテーマに考えています。 昨日は少し話が抽象的になってしまいました。今日はもう少し具体的に考えてみましょう。 中学生や高校生が論じるのは、「体罰」「児童虐待」「後輩い…

小論文練習問題 「ハラスメント」その3

こんにちは。 T・たまもです。 先週から引き続き、小論文の練習問題として「ハラスメント」というテーマを考えます。 ハラスメントの加害者には、原因として憎しみ、ストレス、快楽、無自覚の要素があるとお話ししました。 いずれにせよ、相手に優越感を感…

おやつの時間 マシュマロ

ドラえもんのマシュマロ こんにちは。 ぼく、ドラえもん。 じゃなくて、T・たまもです。 これはドラえもんのマシュマロ。 ポピュラーかつありふれたお菓子なのに、 どうやって作るんだろう? と、いつも不思議なマシュマロ。 卵白とゼラチンが材料だと知っ…

読書の時間 「包帯クラブ」

こんにちは。 T・たまもです。 今日紹介する本は、小説です。 天童荒太「包帯クラブ」ちくま文庫 天童荒太の小説は、どうも重そうというか、私はちょっといまだに挑戦できないでいるのですが、この小説はあまり分量がなかったので、手に取りました。 かわい…

小論文練習問題 「ハラスメント」その2

こんにちは。 T・たまもです。 今週は、小論文の練習問題として、「ハラスメント」をテーマに取り上げています。 昨日は、加害者を問題と考えるべきだということを書きました。 前提を整理しましょう。 人を攻撃する、というのは主に3つの原因が考えられる…

小論文練習問題 「ハラスメント」その1

こんにちは。 T・たまもです。 今週は、小論文の練習問題としてハラスメントをテーマに取り上げてみましょう。 昨今は、「ハラスメント」という言葉のおかげで、大変便利になりました。 セクハラもパワハラも体罰も虐待もいじめも、この言葉でくくることがで…

ままならぬ世を渡っていくために必要なのは

五猿 こんにちは。 T・たまもです。 今日のカワイイものは、可愛いフリをしている五猿です。 ふつうは、 『見ざる・聞かざる・言わざる』の三猿ですが、これは 『怒らざる・見てござる』を加えた五猿。 兵庫県は須磨寺で見かけたお猿さんたち。 怒らざるクン…

好きな動物はなあに?

こんにちは。 T・たまもです。 今日は、道草。 昔、「好きな動物はなあに?」と、聞かれたことがあります。 「ん~、きりんかな」 「ほかには?」 「ねこ」 「まだある?」 「う~ん、鳥?」 「なるほど~」 どうして?と聞くと、その人は、笑いながら答えま…

小論文練習問題 「少子高齢化」その4

こんにちは。 T・たまもです。 昨日に引き続き、「少子高齢化」をテーマにした練習問題です。 今日は生産労働人口の減少について。 少子高齢化が進めば、15~60才くらいのいわゆる「働ける」人が減ります。 当然、税収の減少、国力の低下を招きます。 もし、…

小論文練習問題 「少子高齢化」その3

こんにちは。 T・たまもです。 先週の続き、少子高齢化をテーマにした練習問題です。 今日は 少子化に伴う問題について。 実は少子化に関しては、「将来の労働力が不足するだろう」という悲観的な予測以外、財政的な問題も人手不足問題も起きません。 「将来…

カッコいい扇子が欲しかったので

「龍」扇子 こんにちは。 T・たまもです。 春から、アート書道というのを習っているのですが、これが楽しい。 色紙に花の絵と、和歌や俳句を書いていたのですが、夏になって、扇子に書いてみたいと言ってみたのです。 先生が「では」と、いろいろご自分が書…

読書の時間 「小説十八史略」

こんにちは。 T・たまもです。 今日紹介する本は、歴史小説です。 陳舜臣「小説十八史略」(一)~(六)講談社 「歴史は人である」というのを実感する面白さ。 神々の時代から元に至るまでの中国の歴史。一気読みでした。 「十八史略」は、そもそも子ども…