2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧
こんにちは。 T・たまもです。 「枕草子」から、「ありがたきもの(めったにないもの)」を取りあげています。 今日は、3番目の「ありがたきもの」から。 本文から行きましょう。 主そしらぬ従者(ずさ)。 主人の悪口を言わない家来、というのも、「主人」…
こんにちは。 T・たまもです。 枕草子は、清少納言(せいしょうなごん)が書いた、日本三大随筆のひとつ。 今回は、ものづくしのジャンルから、「ありがたきもの」を取りあげましょう。 「有り難し」という、現代は「感謝」が第一義の古語。 古語としては、…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本はドキュメンタリー。 浜田幸「スケボーに乗った天使」ダイナミックセラーズ 下半身を切断した少年、ケニー・イースタディさんのお話です。 初めてこの子の写真を見た時はショックでした。 どう反応していい…
牛乳石鹸 こんにちは。 T・たまもです。 私は、とても乾燥肌です。 どれくらい乾燥肌かというと、コドモのときから手指にささくれのなかった時がありません。 また、顔はどんなに化粧品で保湿しても、ファンデーションを塗った瞬間に粉が吹く始末。 お肌を…
こんにちは。 T・たまもです。 中村真一郎の評論、「伝統」を取りあげています。 昨日は、日本の西洋建築が実は非常に日本的な、「折衷主義の」「自然発生的な」「雑多な」特徴を持っていることを論じたところまでお話ししました。 さて、さらに中村さんは…
こんにちは。 T・たまもです。 今回は、中村真一郎の評論「伝統」を取りあげてみましょう。 改めて読んでみて、まあ、ずいぶん歯ごたえのある文章をやっていたのね、と、若き日の自分と高校生に感心してしまいます。 この「伝統」は、建築論なのですが、日…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は、評論。 上西充子「呪いの言葉の解き方」晶文社 安倍晴明が「呪(しゅ)」とは、相手を縛る言葉だ、と、言っていました。 岡野玲子さんのマンガ、「陰陽師」の中だったと思います。 原作の小説にもあった…
つやぶくさ こんにちは。 T・たまもです。 漢字で書くと艶袱紗。 袱紗というのは、一般的にはご祝儀袋または香典袋を包む正方形の布のこと。 茶道でも茶道具を浄めたり茶碗を出す時に添えたりする布を袱紗といいます。 その袱紗に見立てて、平たいものに包…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は実用書。 といっていいのよね。 早川ユミ「早川ユミのちくちく服つくり」アノニマスタジオ 縫い物というよりは工作・・・ という言葉を読んで、はっとしました。 私も、縫い物というより工作が好きなのかも、…
こんにちは。 T・たまもです。 昨日の続きです。 結婚するとき、夫が妻の姓を選ぶと、自動的に妻の実家の養子になると思っていた、うちの旦那さん。 私に論破された翌日のこと。 やっぱり旦那は納得がいっていなかったと見えて、法務省のHPまで見たらしい…
こんにちは。 T・たまもです。 今日は、みちくさ。 先だって、最高裁で、男女同姓にしなくちゃいけない民法の規定が合憲という判決が出ました。 で、そのニュースを見ながら旦那と話していて、面白いことが判明しました。 旦那は、結婚するとき、男性が女性…
夏椿 こんにちは。 T・たまもです。 白い花は写真だと、飛んでしまってきれいに撮れないことが多い。 まあ、人の目はカメラよりずっと精巧に出来ているので、というより脳内補正がすぐれているせいなのですが。 実際冬の椿とも親戚筋の種ながら、夏に咲く一…
こんにちは。 T・たまもです。 「伊勢物語」の「筒井筒」の段を取りあげています。 愛人の高安さんは、久しぶりに来た男の気を引こうとして、かえってミスを犯しました。 男が求めているのは「みやびな女」であること。 したがって、かいがいしくご飯の給仕…
こんにちは。 T・たまもです。 「伊勢物語」の「筒井筒」の段を取りあげています。 妻の真心を知って、夫(主人公の男)が浮気相手のところに通うのをやめたところまでお話ししました。 そこまでで採録をやめている教科書も多いですが、実は続きがあります…
こんにちは。 T・たまもです。 先週から、「伊勢物語」の「筒井筒」を取りあげています。 幼なじみの男女が、初恋を実らせ、結婚したところまでお話ししました。 さて、初恋を実らせたものの、結婚は今も昔も愛だけでは継続出来ません。 そう、経済力は大切…
流れ星 こんにちは。 T・たまもです。 本来の七夕は、旧暦の7月7日。 なので、現在の新暦では、八月初旬くらいになります。 今年は8月14日のようですね。 星祭りというくらいですから、天の川が見える星空でなきゃね。 梅雨まっただ中の新暦の7月7日…
こんにちは。 T・たまもです。 昨日は「伊勢物語」の主人公のモデル、在原業平(ありわらのなりひら)のお話を少ししました。 「伊勢物語」のなかの「筒井筒」は、古典の教科書の定番です。 このお話は平安時代の結婚のありかたを検討するのに良い参考にな…
永遠の色男、といえば光源氏を思い浮かべる方も多いでしょう。 が、実在の人物で色男の名をほしいままにしたのが在原業平。 天皇の孫でありながら、藤原家の台頭に抵抗出来ず、血筋ほどの出世もせず。 その代わり六歌仙のひとり、美男子の「在五中将」として…