2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は戯曲。 リリアン・ヘルマン「子供の時間」新水社 このリリアン・ヘルマンという人は、些細な亀裂を人間の心の深淵へと裂いていくスルドイ人です。 怖ろしい劇だあ、と思いました。 戯曲だけでこんなに怖い…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は小説です。 短編集。 レ・ファニュ「吸血鬼カーミラ」東京創元社 「ガラスの仮面」の中で姫川亜弓が演じていたのが、これですね。 「脇役」の悪役のはずなのに、主人公を食ってしまう(文字通り?)、愛ら…
こんにちは。 T・たまもです。 今日は、漢文です。 子曰く、「由(ゆう)や、女(なんじ)に之(これ)を知ることを誨(おし)えんか。 之(これ)を知るを之(これ)を知ると為し、知らざるを知らざると為す。 是れ(これ)知るなり。」と。 (先生がおっしゃる…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は小説。 マーガレット・アトウッド「侍女の物語」早川書房 久しぶりに怖い本を読んだ・・・と思いました。 この小説は、いわゆるディストピア小説、と呼ばれるジャンル。 近未来を舞台にしているというのだから…
吾妻まんじゅう こんにちは。 T・たまもです。 黒糖風味の皮に、つぶしあんが入ったおまんじゅう。 温泉まんじゅうはだいたいそんな感じですよね。 利休まんじゅうとも言いますね。 千利休が気に入っていたから、と思っていましたが、黒砂糖が奄美=琉球か…
こんにちは。 T・たまもです。 昨日の続きです。 五木寛之の「雪の中の凍った本」というエッセイを取りあげています。 現在では、「本を読むことは人間にとってほんとうに必要なことだろうか?」と、考えることもある、と、五木さんは続けます。 「好きで読…
こんにちは。 T・たまもです。 教材研究の古いノートを見ていたら、五木寛之の「雪の中の凍った本」というエッセイが目に入りました。 10ページくらいある、教科書に載るエッセイとしてはちょっと長めの文章です。 読書好きな少年であっても、比較的活発な…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は、評論。 上野千鶴子、小倉千加子、富岡多恵子「男流文学論」筑摩書房 挑発的な題名です。 まあ、著者がこのお三方ですからね。 賛否両論を巻き起こした話題の本でしたが、私はとても面白く読みました。 吉…
ポーチ こんにちは。 T・たまもです。 かぎ針編みのポーチ、というのを先だってNHKの「すてきにハンドメイド」で、アンコール放送していましてね。 正確に言うとサコッシュ。 内袋に市販のビニールポーチを使うので、ファスナー付けの手間がない。 あら。 …