2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧
こんにちは。 T・たまもです。 今日はみちくさ。 私が高校生の時、友人が言いました。 「ねえ、この学校、プリント多すぎない?」 授業課題、行事のお知らせ、アンケート、小テスト、生活指導の注意、毎日、何かしらのプリントが何枚も配られる。 まじめな…
くず餅 こんにちは。 T・たまもです。 くず餅といえば、関東育ちの私は船橋屋を思い浮かべてしまいます。 が、関西ではくず餅、というのは文字通りくず粉を使ったお菓子のことだそうですね。 船橋屋のくず餅、というか、関東のくず餅は小麦粉のデンプンを発…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は小説。 ウィリアム・ゴールディング「蠅の王」新潮社 この、イギリス人の語り口のうまさというのは、なんなんでしょうね。 国民性なのでしょうか。 この本も、息をつかせぬ臨場感、緊迫感。 夏目漱石に言わせ…
こんにちは。 T・たまもです。 昨日の続き、徒然草のなかの猫又の話です。 妖怪とか化け物、と今でこそ呼ばれるけれど、実はその昔は種族として実在していたのだといいます。 絶滅して、伝説にしか残っていないのですって。 つまり、巨大隕石の衝突で気候変…
こんにちは。 T・たまもです。 徒然草(つれづれぐさ)といえば、三大随筆のひとつですね。 「三大随筆って知ってる?」 と水を向けると、二、三人の生徒がうれしそうに手を挙げることが多いです。 「枕草子と徒然草と方丈記」と、時代順に言えれば上出来。 で…
一文字 こんにちは。 T・たまもです。 このお菓子は、バターの入ったやわらかい生地で胡麻あんを包んでオーブンで焼いた和菓子です。 胡麻が表面に付いているでしょ。 お菓子って、中に入っているあんのヒントになるものを飾ることがい多いですね。 どうし…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本はエッセイ。 酒井順子「字を書く女 中年書道再入門」芸術新聞社 酒井さんは、以前書道を習っていたし、再入門と言ったっていろはや永の字から書くわけではありません。 さすが書道雑誌のお膳立てで、オトナ…
こんにちは。 T・たまもです。 昨日、「今昔物語集」のなかの「検非違使忠明」について書きました。 今日はその続きです。 主人公の忠明は京童たちに追いかけられて清水寺の舞台から飛び降りる羽目に陥ります。 清水寺は修学旅行などで、東京の高校生たちに…
こんにちは。 T・たまもです。 今日は古典教材の中でも説話について書きたいと思います。 「今昔物語集」の中から、高校1年生の教材で授業をした「検非違使忠明」。 「宇治拾遺物語」、「古本説話集」にも同じ話が収録されています。 この短い文章の中にほ…
酒まんじゅう こんにちは。 T・たまもです。 酒が入っているから酒まんじゅうと勝手に思っていましたが、本当は、酒種(原材料は米と麹と水)を発酵種として使うから酒まんじゅうだそうです。 生地自体を発酵させて膨らむ力にするわけですね。 今はベーキン…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は、図鑑。 「神さまに選ばれた動物図鑑」神宮館 先日、ただいま猫と狛犬のことを書いた際、 「そういえば、狐だうさぎだ牛だって、いろいろ神使っているよねえ」 と思っていたら、図書館でタイミング良く見…
こんにちは。 T・たまもです。 何を隠そう私の大学時代の専攻は上代文学だったりします。 卒論は万葉集の額田王だったし、古事記の研究サークルなんぞにも入っておりました。 こじき、って書いて変換しようとしたら、古事記は最後の候補でした。 フン、その…
こんにちは。 T・たまもです。 今日は重陽の節句。 今日は古典のお話でもいたしましょう。 今の子どもたちは、ひょっとしたら保育園で紙芝居とかビデオとかで、さまざまな昔に、親しんでいるのでしょうか。 だといいなあと思います。 イソップとかグリムと…
蒸し羊羹 こんにちは。 T・たまもです。 写真の羊羹はクルミとピーカンナッツ入りなのですが。ピンクは梅味羊羹。 蒸し羊羹と言えば、栗蒸し羊羹。 栗の入った練り羊羹もありますが、栗入りというと栗蒸し羊羹が思い出されるのはなぜでしょう。 羊羹はおも…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は戯曲です。 テネシー・ウィリアムズ「ガラスの動物園」新潮社 ガラスの動物園と比喩されるのは、ウィングフィールド一家。 ガラスのように繊細な心を持つヒロイン・ローラのコンプレックスは、ユニコーンの…
こんにちは。 T・たまもです。 今日もみちくさ、昨日の続き。 浴室に閉じ込められたたまもの運命や如何に。 「お~い」 ついに、声が出ました。 外側からやってもらえば開くかも、と思ったのです。 でも、いくら大声で叫んでもきてくれる気配はありません。…
こんにちは。 T・たまもです。 今日はみちくさ。 「怖い」という感覚は、自分の固定観念が崩される不安からくるものだ、というようなことを伊丹十三だったかが書いていました。 お化け屋敷がフィクションとわかっていても、怖いのはそのせいですね。 で、人…
ただいま猫 こんにちは。 T・たまもです。 阿豆佐見天神社は安産子授けの御利益もある神社です。 ある同僚はかつて通りかかったとき、「おっ、ここか!」と車中より片手で拝んだところ、すぐに子宝に恵まれたとか。 「霊験あらたかって、このことですよ」と…