T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

読書の時間 「小説十八史略」

 こんにちは。

 T・たまもです。

 今日紹介する本は、歴史小説です。 


 陳舜臣「小説十八史略」(一)~(六)講談社


 「歴史は人である」というのを実感する面白さ。


 神々の時代から元に至るまでの中国の歴史。一気読みでした。
 「十八史略」は、そもそも子ども向けに書かれたと言いますが、いったいどういう子ども向けなんでしょう。

 立ち現れる歴史上の人物たちの生々しさ、人間くささ、あほらしさ、美しさ、切なさは、中国史書の質の高さなのか、陳舜臣のうまさなのか。

 歴女、歴オタを自認する方には是非!読んで頂きたい名著です。