こんにちは。
T・たまもです。
今日ご紹介する本は、小説。
創元推理文庫から、この小説全集と「詩と詩論」が出ています。
今調べたら、版を重ねているようですね。
面白かったのはレビューで、当然ながら第1巻が一番多くのレビューがあり、低評価もけっこうあります。
第4巻と、「詩と詩論」は最高評価のみ。
なんだか笑ってしまいました。
私自身はまあ、こういうのが好きな文学少女でしたので、うっとりしながら読んでいたわけです。
ハリー・クラークによる口絵もおどろに美しく、真似して描いたっけなあ・・・。
英語の宿題で、原語でも読んだ「黄金虫」や「黒猫」、もはや古典の「モルグ街の殺人事件」、映画で見てあらイメージ通り!だった「ウィリアム・ウィルソン」、「アッシャア家の崩壊」。忘れがたい印象の「陥穽と振り子」、美しい魔女たち「ベレニス」や「モレラ」。
ポオらしい作品ばかりなのに、結構バラエティに富んでいます。
若いうちに読んでおいて良かったと思います。
ポオはアメリカ人ですから、アメリカ人らしいユーモラスな作品もあるのですが、やっぱり詩と同じでロマンチックなものの方が私は好き。