T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

ゴミの出ない家を作るには・・・ 読書の時間 「ゼロ・ウェイスト・ホーム」

 こんにちは。

 T・たまもです。

 今日ご紹介する本は・・・実用書?

 図書館の分類番号は590です。


ベア・ジョンソン「ゼロ・ウェイスト・ホーム」アノニマ・スタジオ KTC中央出版
 

 ここまではできないわ~と思う一方で、ここまでできるんだ~と思う私がいます。

 著者はすごくエネルギッシュ。

 まずは自分の家のなかを片付けるところから始まり、片付いた家にいかにゴミになるものを持ち込まないかという工夫が続きます。

 家に入ってきたものをゴミにしない工夫が、さらにその後に続くわけですが・・・まあ、たいがいの人は最初でくじけるよね。

 手に入れるのは、手放すよりパワーがいらないから。

 つまり、ミニマリストになるにはパワーが必要なんですよ。

 著者は、できることからできるところまですればいいし、ひとりひとりがそう行動すればじゅうぶん世の中は変わると確信していらっしゃる。

 翻訳者の服部雄一郎さんが言うように、「そんなことが可能なんだ」と気づく人が増える事が大切なのでしょう。

 

 考えてみると、個人の意識より企業の意識の法が改革は必要でしょう。

 そんなものだと消費者がおもっているのをいいことに、商品の廃棄部分については、企業は消費者に丸投げでしょ。

 ガムだって煙草だって缶ビールだって。

 缶なんかはリサイクルしてるけど、分別だって消費者任せ。

 煙草の吸い殻や噛み終わったガムなんか引き取ってくれる企業の話は聞いたことがない。

 以前、地域清掃をしていたとき。あまりに多い吸い殻に業を煮やして、「なんで煙草吸わない俺たちが吸い殻拾わなきゃいけないんだよ!」と生徒は怒っていましたっけ。