T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

1は何色? 読書の時間「1は赤い。そして世界は緑と青でできている。」

 こんにちは。

 T・たまもです。

 今日ご紹介する本は、ドキュメンタリー。


望月菜南子「1は赤い。そして世界は緑と青でできている。~「文字に色が見える」共感覚の話~」飛鳥新社

 

 数字や文字に色を感じる、というのは、私もあります。

 でも、著者のように見える、というほどはっきりしているわけではありません。

 イメージ、だと思っていました。

 例えば、赤い色は「情熱」みたいな。

 ただ、実際には「じょうねつ」と言う語には、私は赤ではなく黄色っぽさを感じますけど。

 え、それってそんなに珍しい感覚なの?


 以前、何かの拍子に同僚が

「国語、って黄色じゃないですか」

と言ったとき、私は

「あ、同じだ」

と思いました。

 が、別の同僚は

「なにそれ~」

と、怪訝な顔をしました。

 そのくらいの出現率と思っていたんですけど。


 この本を読んで、改めて考える、というか、自分の感覚を点検してしまいました。

 はっきり赤だ、と感じる数字や色があります。

 よくわからないものもあります。

 でも、赤でも緑でもない、ということはわかります。

 うーむ、これは共感覚なのか?

 お得なのか、損なのか、それとも無駄なのか?