T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

悪役のはずなのに・・・読書の時間「吸血鬼カーミラ」

  こんにちは。

 T・たまもです。

 今日ご紹介する本は小説です。

 短編集。

 

レ・ファニュ「吸血鬼カーミラ東京創元社


 「ガラスの仮面」の中で姫川亜弓が演じていたのが、これですね。

 「脇役」の悪役のはずなのに、主人公を食ってしまう(文字通り?)、愛らしく悲しい吸血鬼。

 この原作ははるかに色っぽく、大人なイメージです。

 でも、姫川亜弓がそうだったように、舞台や映画にするのなら、役者の人物造型でいくらでも変わってきそうな、よくいえば汎用性の高い登場人物なのでした。

 この本には「カーミラ」の他、何編かのお話が載っています。

 私は、美人が出てくるお話が好き。

 ホラーならなおさら。

 「クラリモンド」や「シャルケン画伯」、うっとりです。