T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

やっぱり「ぐりとぐら」?

 こんにちは。

 T・たまもです。

 今日はみちくさ。

 山脇百合子さんが亡くなった、と言うニュースを聞きました。

 姉の中川李枝子さんとのコンビで、「ぐりとぐら」や「そらいろのたね」の絵を描いた方。

 「いやいやえん」とか「らいおんみどり」、好きだったなあ。

 高校生の時、中川李枝子さんにインタビューに伺ったことがあります。

 図書委員会の文化祭企画で、私の班は絵本をテーマにすることにしました。

 で、どうせならどなたか作家にインタビューしたいねっ、と。

 「誰にする?」

 「子供のころに読んだ絵本といえば?」

 「やっぱり「ぐりとぐら」?」

 「「いやいやえん」じゃない?」

 「・・・同じ作家でしょ」

 「とりあえず電話してみよっか」

 本の奥付に、著者の住所や電話番号が載っている、のんきな時代でした。

 しかも、ご本人が電話に出て、インタビューを快諾してくださるという今考えるとラッキーな展開。

 夏休みのある日、中川さんのご自宅近くの喫茶店で会うことになったのでした。

 4人ほどで伺った記憶があります。

 中川さんの作品を読みあさり、質問の内容を色々考えていったはず。

 でも何を話したのか今となってはおぼろ。

 おだやかでそれでいて凜とした方だったこと、私たちが舞い上がっていたことだけは覚えています。

 中川さんはまだご健在のようです。

 親子三代、愛読させていただいています。