こんにちは。
T・たまもです。
今日ご紹介する本は戯曲です。
テネシー・ウィリアムズ「ガラスの動物園」新潮社
ガラスのように繊細な心を持つヒロイン・ローラのコンプレックスは、ユニコーンの角で暗喩されます。
読んだ当時は、角がなくなって、コンプレックスから解放されたんだなあと思ったものですが、よく考えるとユニコーン、とか、その角って、設定だけですごく深い意味があるのかもしれません。
戯曲って、ようするにシナリオです。
基本的に登場人物のセリフだけで話が進むので、小説より読みやすかったりします。
説明が少ないので、ト書きやセリフの解釈を間違うと何が何だか分からないということも、ままあるのですが。
野田秀樹とか、さっぱりちんぷんかんぷんだったなあ。
シェイクスピアなんかは言葉は難しくても話を知っているので頭の中でドラマ化して読んで、すごく楽しかった記憶があります。
文字で読むのと演じているのを見るのとでは大違いなのですけれどもね。