T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

エッセイを書く~その2、その3

 こんにちは。

 T・たまもです。

 今週は、創作活動の実践の中から、いくつかを紹介しています。

 今日は、エッセイその2と、その3を。

 

その2 「他人になりきる」

 これは、「目覚まし時計」「おひな様」「動物園のカバ」など、人間ではない何かになったつもりで、その身の上を語るもの。

 これは完全に創作と言っていいでしょう。

 他人の立場になって、考える良い訓練になります。

 自由度を高めるためにさらに「あなたと違う性で」という条件も加えました。

 現在はちょっとリスクのある縛りかもしれません。

 実践当時はふだんコワモテの男子が「持ち主の男子高校生に仕えるけなげな目覚まし時計嬢」の愚痴を語ったり、クールな女子が「いつまでも暗い押し入れにしまい込まれている男びな」の女びなへの複雑な思いを語ったりと、なかなかの作品が生まれました。

 自分と全く違う立場、でも身近なものに想像力をかき立てられたのでしょう。

 

その3 「翻訳」
 これは、英語の詩、または小話を日本語にするもの。

 ただし、「意訳すること」というのが条件です。

 実践当時は、マザーグースの歌詞を使いました。

 中学レベルの英語ですから、一読して意味はわかります。

 ですが、たとえば五七調にするとか、赤ちゃん言葉にするとか、オレ様が語っている風にするとか、「自由にしてください」といのが、かえってとても難しいようでした。

 はじめに、「あなたはこんな感じで」と指定した方がよかったのかもしれません。

 あるいは英語の文章ではなく、日本語の古典または漢文にした方が良かったのかもしれません。

 一度しかできなかったのが残念でした。