乗っているろばの上で手を振り回したら・・・交通事故が起きます。
こんにちは。
T・たまもです。
昨日の漢文「推敲」のつづきです。
自転車に乗りながら考えごとをして、両手を放してふりまわしているようなもの、と授業では説明をします。
すると、当然「危険でしょ」と生徒が反応します。
「で、衝突したのが都知事の車だったら」
「テロと思われちゃう!」
お約束な展開になります(笑)。
韓愈が同じ詩オタクで、賈島クンは運が良かった。
賈島は、五言律詩が得意だったそうです。
苦吟詩人とも呼ばれていたそうで、三年かかって対句をひとつ作ったとかけっこうしつこいタイプだったらしい・・・。
それこそ一字一句ゆるがせにせず、すべての詩を練り直していたとすると、寡作だったのでしょうか。
でも、ちゃんと十巻もある『賈浪仙長江集』 という詩集も出しています。
ところで、交通事故を起こしてまで決定した一句、「僧敲月下門」がいったいどんな詩として完成したのか、知りたいですよね。
題李欵幽居 李凝の幽居に題す
閑居少鄰竝 閑居隣並少なく
草径入荒園 草径荒園に入る
鳥宿池中樹 鳥は宿る 池中の樹
僧敲月下門 僧は敲く 月下の門
過橋分野色 橋を過ぎて野色を分かち
移石動雲根 石を移して雲根を動かす
暫去還来此 暫く去って還た此に来たる
幽期不負言 幽期 言に負(そむ)かず
(訓読はウィキを参照しました)
五言律詩ですね。