こんにちは。
T・たまもです。
今日ご紹介する本はマンガです。
コミックエッセイでもない、ホントにマンガ。
あら、でも帯には「絵物語」って書いてあるわ。
古事記の上つ巻、神代編のマンガ化です。
でも、学習マンガとは一線を画します。
なにって、原文(あ、もちろん、かな交じり文にはされていますが)ですべて書いているのがこのマンガの面白いところ。
註がたくさんついているし、絵がありますから何を言わんとしているかはだいたいわかります。
登場人物(神様がほとんどですが)も、キャラクターに応じた姿(現代風のアレンジも多い)で描かれているのでとても楽しい。
こうの史代さんといえば、出世作「この世界の片隅で」をはじめとした原爆ものが有名ですが、こちらはおおらかな世界観が持ち味。
私は須佐之男命(すさのおのみこと)のだだっ子ぶりが気に入っています。
そして、石長比売(いわながひめ)!
描き方の発想がすごい。
石長比売の本質を的確に表しているわ~と、感動していたのでした。
どんな風にって?
ぜひ、本をご覧あれ。