T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

縫い物の原点を哲学してしまった・・・読書の時間「早川ユミのちくちく服つくり」

 こんにちは。

 T・たまもです。

 今日ご紹介する本は実用書。

 といっていいのよね。

 

早川ユミ「早川ユミのちくちく服つくり」アノニマスタジオ

 

 縫い物というよりは工作・・・

という言葉を読んで、はっとしました。

 私も、縫い物というより工作が好きなのかも、と。

 縫い物、つまり洋裁とか和裁とか、着るモノを作る場合、着用したした時の美しさ、というか、フィット感というか、見た目と着心地の両方を要求される気がするじゃありませんか。

 私だけ?

 もちろん、自分の子供とか、自分自身とかには、お金を払うわけではないので、見た目の美しさなんて二の次で、「ハンドメイドである」という価値が第一になりますよ。

 わかっているんです。

 それでも、母がお金を取って他人様の着るモノを仕立てていたせいもあり、私は、いやしくも他人様(たとえ子供や自分自身でも)の着るモノを仕立てるならば、キレイに作らなくては!!という呪縛があることに、この本を読んで気づきました。

 悪いことではないけれど、でも、コドモが工作をする時のような、自由な気持ちを忘れていたなあ、と。

 表裏を間違うとか、縫い代の幅を間違うとか、ひっくり返す方向を間違うとか、たいしたことじゃないよね・・・いや、たいしたことじゃないけど、それがプロとアマの違いかも、と思うのです。

 縫い物の原点を哲学してしまった本なのでした。