こんにちは。
T・たまもです。
漢字で書くと艶袱紗。
袱紗というのは、一般的にはご祝儀袋または香典袋を包む正方形の布のこと。
茶道でも茶道具を浄めたり茶碗を出す時に添えたりする布を袱紗といいます。
その袱紗に見立てて、平たいものに包んだ形状の料理を「ふくさ」ということが多いようです。
小風呂敷と違うのは、単仕立てではなく、表裏ともに布の表が出るように袋状に仕立ててあるということ。
クッションカバーみたいになっているといえばおわかりでしょうか。
といっても、中に何か入れるわけではないので、3方とも閉じてありますけどね。
1方は「わ」になっています。
で、わを右にして置きますので、両面が表といってもかならず方向は決まっています。
このお菓子の場合は気泡が出ている方が表。
裏は、どら焼きの皮、もしくはホットケーキのようにこんがりきれいです。
あんこの包み方も決まっているわけではないらしく、丸い生地を半分に折ったぎょうざ型もあれば、四方から包み込むまる型も、四つ折りにしたハマグリ型もあります。
写真は、側面を両方折り込んでからその上にあんを置いて巻き込みました。
これだと、さばいた袱紗の形(道具を浄めるときのたたみ方)に一番似ています。
「つや」が、「ちゃ」の変形なら、これが最も正統派かもしれません。