T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

食べられる植物を「野菜」と呼ぶならば・・・読書の時間「都会暮らしから始める道草料理術」

 こんにちは。

 T・たまもです。

 今日ご紹介する本は、料理本

 ・・・アウトドア本かも。

 

大海勝子「都会暮らしから始める道草料理術」晶文社

 

 食べられる植物を「野菜」と呼ぶならば、畑で育てる野菜ばかりでなく、道ばたに生えている雑草にも野菜はあるわけで。

 皆さまもよく知っている「春の七草」も、本来は道ばたの雑草レベル。

 スズナ(かぶ)、スズシロ(大根)はともかく、ハコベラ(はこべ)やゴギョウ(ははこぐさ)、ナズナ(いわゆるペンペン草)なんて、現代でもよく見かける雑草です。

 ただ、「食べられる」というのと、「美味しい」というのでは、大きな違いというか、距離があります。

 実がたべられるものなら、葉っぱも食べられる。

 けど、柿の葉をあえて食べようなんて、柿の葉寿司でも思うまい。

 ので、道ばたに生えている雑草は、きっと食糧不足にならない限り食べてみようとはしないだろうなあ。

 とはいえ、「食べられる」と知っているだけで安心感があります。

 ハルジオン(いわゆる貧乏草)は、つぼみを天ぷらにすると美味しいんですって。

 この本の残念なのは、あまり写真がなく、名前は聞いたことがあってもどういう草なのかよくわからないところ。

 ぜひ、夏休みの自由研究レベルで本を出していただきたいところです。