こんにちは。
T・たまもです。
今日ご紹介する本は、エッセイ。
たぶん。
妙齢の美女、といえば、まあ時代によって感覚は違うでしょうが、
「人生で一番きれいな時の女性」
というイメージが私にはあります。
辞書を引いたら、「妙」というのは「若い」と言う意味で、「妙齢」だけで結婚適齢期くらいの女性を指す言葉のようです。
そういえば妙齢の男子とはあんまり聞かないな。
でも、昨今はビミョーなお年頃、だから「妙齢」、というのも市民権を得てきた意味のようです。
まあ、結婚適齢期というのも死語になりつつある世の中だもんね・・・。
と、前振りが長くなりました。
この本の「妙齢」も、若さだけでは突っ走れなくなったお年頃のなめ子さんの、さまざまな美容法についての考察なのでした。
なめ子さんはときどき雑誌などで写真も拝見しています。
少なくとも写真で見る限り、色白のお肌とおかっぱの黒髪が美しい大和撫子な感じの方です。
聞いた話では女子校育ちのお嬢様・・・。
巻末の壇蜜さんとの対談写真も、色白さは秋田美人の壇蜜に引けを取りません。
色気はまあ勝てるわけないよねということで、本の内容なんですが。
漫画家、だからというばかりではありません。
ウケを狙っているのか、真面目なのか判断がつかないところが辛酸なめ子の本領発揮と言うべきでしょう。
体操とかマッサージとかサプリとか化粧品とかではない、芯から美しくなるための美容法列伝。
個人的に大ウケしたのは
「引っ越し美容」と
「なで美容」です。
「花粉美容」も面白かった。
「バイオリズム美容」も、ちゃんと研究したら良いのではないかと真面目に考えてしまいました。
スピリチュアル体質のなめ子さんは、デトックスと、他力本願の威力をよく知っているんだな~と思いました。
結局は、美とは奪うモノなのかも・・・(何から?何を?)。