あけましておめでとうございます。
T・たまもです。
先年中はお世話になりました。
今年もほそぼそぼちぼちやっていきます。
なにとぞよろしくお願いいたします。
冥土の旅の一里塚と言えど、というか、だからこそ年越しはめでたいのだと最近思うようになりました。
年越しと言えば、
「かさこじぞう」
の昔話をご存知ですか。
大晦日の日、おじいさんは大歳の市に笠を売りに出かけます。
1つも売れずに雪の中を帰る道、六地蔵に笠をかぶせてやります。
「年越しの金を稼げなかった」
とわびるおじいさんに
「お地蔵さんに功徳を積んだ」
と、褒めるおばあさん。
いつもと同じ夜を過ごす二人は、さっさと寝てしまいます。
夜中に六地蔵が餅や酒やもろもろのごちそうを運んできて、おじいさんとおばあさんは嬉しいお正月を迎えることが出来ましたとさ。
そのとき歌うのが、
「雪のような餅食って、油のような酒飲んで、お正月はいいもんだ」
という歌。
大好きな歌です。
閑話休題。
雪のような餅といっても、実際にはお米の色がありますから、ほんの少しクリーム色がかっています。
我が家ではお正月のお餅だけは、餅つき器で搗きます。
もう20年以上になるでしょうか。
確認したら97年度製。
四半世紀!
地域の餅つき大会で、つきたてのお餅の美味しさに、
「私も餅つき器買う!」
と買ったもの。
年に一度しか出番がないとはいえ、もはやアンティークです。
最初のうちは丸めて並べていましたが、柔らかすぎて結局みんな仲良くなってしまって、往生しました。
最近は「のし餅用の袋」(こんなのがあるんですよ)に入れて、のしています。
運びやすいのよ。
娘の所にも配るので、3キロくらい搗きます。
杵つきの餅には負けるでしょうが、もち米が良いとお餅も美味しいんです。
それでも、買うより安いと思う。
搗きたてにお醤油を垂らして・・・。
日本人の至福です。