T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

おやつの時間 お彼岸は過ぎましたけれど・・・

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ぼたもち

 こんにちは。

 T・たまもです。

 

 最近はよくあずきを食べます。

 今年の春のお彼岸には、久しぶりにおはぎを作りました。

 今は電子レンジという強い味方がいるので、もち米も気軽に調理できます。

 後はやる気だけ。

 

 もち米を炊いて半搗きにしたものを丸めて、あんこを包んだり、包まれたり。

 春はぼたもち(牡丹)、秋はおはぎ(萩)と、名前も麗しく。

 母は春でも秋でも「おはぎ」と呼んでいましたが、皆様はいかがですか。

 

 「宇治拾遺物語」に「ちごのそら寝」というお話があります。

 これに出てくる坊さんたちが作る「かいもちひ」というのが、ぼたもち。

 といっても、もち米もあずきも、寄進されたものがあるときしか食べられないでしょう。また、このお話の時代は、砂糖はまだ一般的ではありませんから、使わなかったはずです。

 つまり、甘みのついていない(あるとすれば塩味かな?)あんころもち。

 坊さんたちのお夜食としては、ごちそうですね。

 お彼岸のおやつ、というより軽食だったのかしら。