こんにちは。
T・たまもです。
今日ご紹介する本は、経済学の本。
なんで今回この本を紹介したくなったかというと、例のサービスデザイン推進協議会の、給付金事務委託巨額受注のニュースを聞いたから。
ただのピンハネじゃありませんか。
まあ、どんな時もビジネスチャンスにする(大きなお金が動くときにどさくさに紛れてちょびっと自分の懐に入れようとする、とも言う)輩はいるものですけどね。
もっとシンプルにお金を動かせる方法はあるのに、と思ったのです。
アニー・ローリー「みんなにお金を配ったら」みすず書房
ベーシック・インカム、って、聞いたことありますか?
国とか、自治体が、住民に毎月定額給付(10万円とかの単位です)するというシステムです。
年齢とか、収入とか、健康状態とか、家族構成とか関係なく、一人につき定額。
そんなことをしたらお金持ちはより金持ちになるし、貧乏人は当てにして働かなくなるじゃないか?と思いますが、実験では、金持ちは寄付を多くするようになるし、貧乏人は自己投資するようになるそうです。
衣食足りて礼節を知る・・・?
「負の所得税」という目からウロコの考え方。
所得があれば国や自治体に税を払うのなら、プラスの所得の時だけでなくマイナス所得の時もあるのが公平というものですよね。
「税金とは国に対する投資である」というのも、ナルホドです。
投資したのだから配当もあるべき・・・確かに。
勉強になりました。
ベーシック・インカム。もう少し勉強しましょ。
10万円給付も、一回限りと言わず、せめて今年いっぱい毎月あるといいのにね。
1.7兆円も消費喚起策に使えるなら、できそうじゃないですか?