こんにちは。
T・たまもです。
先週から引き続き、平和に関する教材について。
高等学校の現代文で良く扱う戦争文学にはいくつかのジャンルがあります。
まず、大きなくくりで
A「第二次世界大戦」か、
B「第二次世界大戦以外」。
次に、Aの中で
1「広島の原爆」
2「長崎の原爆」
3「本土空襲・銃後」
4「外地での苦難」
5「沖縄戦」
6「終戦後の混乱」というところでしょうか。
Bには、ベトナム戦争、朝鮮戦争、その他と、最近だと9.11のようなテロも含まれるかもしれません。
私はBはあまり授業の経験がないので、今回はAに関して検討していきたいと思います。
1「広島の原爆」で私が授業をしたことがあるのは小説なら井伏鱒二「黒い雨」、原民喜「夏の花」、詩歌なら石垣りん「挨拶」原民喜「原爆小景」。
「原爆小景」は、「コレガ人間ナノデス」「燃エガラ」「火ノナカデ 電柱ハ」「日ノ暮レチカク」「真夏ノ夜ノ河原ノミヅガ」「ギラギラノ破片ヤ」「焼ケタ樹木ハ」「水ヲ下サイ」「永遠のみどり」の9編で構成されています。
「夏の花」の中にも一部が出てきます。
「黒い雨」は、言わずと知れた有名な作品です。
が、教材としては地味な印象のある作品で、長さの割に単調な感じがするのか、生徒はあまり乗ってきた印象がありません。
そう、ちょっと長いんです。
研究を深めることができなかったのが残念です。