T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

感謝状を作る その1

 こんにちは。

 T・たまもです。

さて、今日は、久方ぶりに作文のお話をしましょう。

 この、

「感謝状」

 は、2、3月ごろ、試験範囲も終わって、もしくは試験答案も返却し終わって、もう消化試合の授業しかなくなってきたころによくやった作文です。

 20~30分で出来ますので、学期末や年度末の半端な時間にはおすすめです。

 用意するのは、画用紙またはケント紙をはがき大に切ったもの。

 下書き用にざら紙か上質紙などを同様の大きさに切ったもの。

 あとは筆ペンやカラーペン。

 生徒自身が持っているものを使ってかまいませんが、男子は学生のくせに赤ペンも持っていなかったりするのよね。

「お世話になった方に感謝状を作ります」

 と、宣言すると、

「親でもイイですか」

 と、お約束の質問。

「私が作ったものを届けるので、みんなの親御さんはちょっと難しいですね」

「複数作っていいですから、そのうちのひとつをあなたが持って帰って渡すのはかまいませんよ」

「2枚がノルマです」

「最初のひとつは担任の先生」

「もう一つは授業担当の先生とか、部活動の顧問とか、その他校内にいらっしゃる方なら、事務の先生でも購買のおばちゃんでもけっこうです」

「余裕のある人は3枚以上書いてもかまいません」

「では、ひな形を黒板に書きます」

「感謝状

 あなたは、××において、××してくれました。

多大なる貢献をたたえるとともに、ここに感謝状を贈ります。

○○年○月吉日 ○○高校○年○組代表△△」

「××には、あなたの個人的な経験や思いを作文してください。

ウソはだめですよ。

△△にはあなたの名前を入れてください。

賞状らしくカッコ良くするために、飾りの線やカットを入れてくださいね」

「下書きのできた人から清書用の紙を取りに来なさい」

 つづく。