こんにちは。
T・たまもです。
このお菓子はがんづき、といいます。
大変美味しい。
味見した方もみんな絶賛してくれました。
2日経ってもまだふんわりしています。
「雁月」という、大変風情のある名前がついております。
調べてみると、宮城の方の郷土菓子。
黒ごまを雁に、焼き型の丸を満月に見立てているらしい。
とはいうものの、角型で作りました。
なので、九州の方の郷土菓子「げたんは」のコトだと思っていたのです。
それにしては黒糖を使わないんだな~なんて、のんきに思っていたのです。
そのくせ四角に切るという節操のなさ。
げたんはは「下駄の歯」のことで、四角につくって三角に切ります。
黒糖でコーティングしてあります。
汚れた下駄の歯のイメージなんだとか。
うーん、ネーミングはがんづきの方が風流ですね。
がんづきは味噌を入れるので色が黒くなります。
上白糖を使っても、なぜか黒糖みたいなコクが出ます。
レシピによっては黒糖を使うものもあるようですが。
重曹でふくらませるのは共通しています。
九州と東北と、離れているのに同じようなお菓子。
ふしぎな気もするし当たり前な気もします。
そういえば味噌味なので、京都の「松風」をもっとふんわりさせた感じです。
ひょっとしたら似たような味の似たようなお菓子は全国にあるのかもしれません。