こんにちは。
T・たまもです。
今日ご紹介する本は、経済本。
荻原さんは、トレンドに対してけっこうあまのじゃくな発言をするイメージのある方です。
まあ、
「そんな簡単にもうかるわけないでしょ、ちょっと待って、落ち着こう?」
というか。
で、この本もこれまたキャッチーなタイトルです。
内容的には、まず年金や消費税の話。
消費税が社会保障や福祉の財源として始まったのはみなさんご存知。
でありながら、本来の使われ方をしていない(らしい)。
だって、保育園も老人ホームも、そこで働く人のお給料も、増えてないでしょ。
なのは知っていましたが、経済の切り口から再確認。
国の借金払ってたらしい。
いちおう、「社会保障費の」借金らしいけど。
なんだか、金返せですわ。
しかも貧しい人への。
あ、やっぱり?
ああだこうだ解説読んでもよくわからなかったんだけど。
消費税は逆進性が強いですが、極まったという感じでしょうか。
そのうち、革命前のフランスみたいに、空気にも税金がかかる日が来るのでしょう。
年金が最初は戦費調達のために始まったのは知っていました。
が、積み立て方式よりすごくお金が手に入るから、賦課方式に切り替わったというのは知りませんでした。
子供が多いというのはつまりそういうことなんですね。
それから財務省や金融自由化の話。
日本が目端が利かず、世界の潮流に乗り遅れるのは、結局は過去の成功体験から抜け出せないからなのかな、と思ったことでした。
だれでもその傾向はあるけれど、東大出たアタマの良い人がいっぱいいるのに、と思ってしまう。
もしかして老害?と思うのはうがち過ぎかしら。
「あと10年、下り坂でもがき苦しむ」
のであれば、つつましく生活するしかないのかもしれません。
願わくば、旅行くらい行けますように。