T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

なんか給料が下がってる・・・?

 こんにちは。

 T・たまもです。

 今日はみちくさ。

 先だって、日本の教員給与が、OECD諸国の平均を下回り、先進諸国の中でも低い給与になった・・・

というようなニュースがありました。

 円安とはいえ、なかなかなインパクトです。

 で、今までは平均より高かったの?

と思って、色々調べたら下記のような記述を見つけました。

 

OECDによると、日本では勤続15年の教員給与は、2005(平成17)年から14(同26)年の間に、7%下がりました。それでも加盟国平均よりずっと高いのですが、諸外国では近年、リーマン・ショックと呼ばれる国際的な金融危機で抑制してきた先生の給与を、上げる努力をしているといいます。日本はそれに逆行しているというわけです。」(ベネッセ教育情報2016/10/12)

 

 私も、退職する前、

「なんか給料が下がってる・・・?」

という感じがありました。

 やっぱり感じじゃなくて事実だったらしいです。

 東京都の教員の役職表が変わったとか、給料表が改訂されたとか、云々、あったけど、結局、ベースアップ分を含めても10年前と比べて、トントンどころか、下がってたのです。

「お給料が全然上がらないよね~」

と、のんきに愚痴っていたものでしたけど・・・。

 すごい騙された感がありましたわ。

 退職金がどんどん切り下げられているだけでなく、退職金の計算の元になる給与自体が下がっていたんですからね。

 で、話を戻します。

 教員の給与が低いと、優秀な人材が集まらなくて公教育の質が低下するからどうにかしなくっちゃみたいな事が書いてあったのです。

 ブラック職種の評判が定着して久しい教員ですからねえ。

 内容がブラックな上に給与が見合わないんじゃ、ただのやりがい搾取。

 せめて残業代くらい出して欲しいよね。

 ちなみに、上記の文章はこう続きます。

「この間、日本では、地方財政の悪化に伴い、公務員給与と連動して、教員給与も削減されるという動きが、全国的に起こりました。だから、先生だけ給与が下がったというわけではありません。」

 へー、そうなんだ。

 そういえば、国家公務員も、最近人が集まらないみたいなことをどこかで読みました。

 公務員は安定しているので人気が高い、はずですよね。

 この文章が書かれてから、7年を経過して、公務員の給与が盛り返しているとは思えません。

 微妙に世の評価は変わっているのかも。