T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

真っ黒でつやつやしていて、非常に濃厚そうな・・・おやつの時間

くろ玉

 こんにちは。

 T・たまもです。

 山梨の銘菓、くろ玉。

 調べたら、澤田屋さんのが元祖&ポピュラーらしゅうございます。

 うぐいすあんのあん玉に黒糖羊羹を天ぷらがけしたもの。

 見かけは真っ黒でつやつやしていて、非常に濃厚そうですが、うぐいすあんがさっぱり味なので見かけほどくどくはありません。

 ていうか、画像は私が手作りしたモノなので、澤田屋さんの味とは違うとは思いますが。

 この、羊羹を天ぷらがけというのが難しい。

 天ぷらと言っても、油で揚げるわけではありません。

 とろみのある液体を上から掛けて、具全体をカバーするのを

「天ぷらがけ」

と申します。

 羊羹やアイシング、チョコレートなど、熱い液体のうちに具にかけるわけですね。

 で、冷めると固まるわけです。

「串に突き刺してドボン漬け」

とか、

「あん玉を泳がせて拾う」

とかの方がいろいろ効率的な気はします。

 が、

「いちおうレシピ通りでやりましょう」

と、先生。

 木じゃくしの上にのせたあん玉にスプーンで羊羹をとろとろ~と掛けます。

 当然、下の方にはかからないところが。

 それなのに、結構な勢いで木じゃくしの上に羊羹が流れ落ちます。

 仕方がない、もう一度、下の羊羹がかかっていないところを狙ってスプーンを傾けます。

 そして、きんとん箸で慎重にクッキングシートの上に移動します。

 玉というより、うーん、どちらかというと地面からボコッと出てきたお化けのような形?

 チューリップ帽っぽい、と言えばイメージが伝わるでしょうか。

 後ほどハカマ(玉以外の余分な部分のこと)は切り取るから、と言っても、なんとも納得のいかない形なのでした。

 澤田屋のホームページを見たら、かぎ爪みたいな細いスプーンであん玉を突き刺して、羊羹に浸していましたよ。

 なんか裏切られた気分・・・。