こんにちは。
T・たまもです。
今日はみちくさ。
「原作と映画は別物」
と思って見なければ、傷つくのは愛読者・視聴者だと思っていたのですが・・・。
悲しい事件が起きてしまいましたね。
お悔やみ申し上げます。
小説家や漫画家の自殺というのは時々ある話ですが、今回は原因が「これ」だろうとネットを騒がせています。
ドラマ化がきっかけで「もう描けない」と原作者が思ったのだとしたら悲しすぎる。
考えてみれば、原作者が一番心落ち着かないのかもしれません。
原作と映画は別物、だからこそ、原作者がドラマ化や映画化されたモノを見て、さらに創作意欲を刺激されるようなそんな関係でなくてはいけないと思う・・・。
映画化・ドラマ化・舞台化・アニメ化された漫画や小説作品は数多いです。
愛読者が満足できるモノと、原作者が満足できるモノが同じとは限らないし、まして映画化されたモノしか見ていない視聴者が原作に満足できるかというとそれもわからないけれど。
こんがらがってきましたよ。
私の数少ない経験から言うと、「ドラえもん」とか、「サザエさん」は、ほぼアニメ=原作になっているのではないかと思います。
それでも、原作のサザエさんは現在のアニメのサザエさんと比べるとずいぶん雰囲気が違っています。
もっとも、原作のサザエさんを見たことがある人は今やあまりいなさそうですけどね。
そういえばドラえもんもサザエさんも実写ドラマ仕立てのCMがありました。
20年後、って設定がきいていて、アレは面白かったなあ。
別物としての覚悟がかえって良い効果を生んでいた例でしょう(個人の感想ですよ)。
映画の方が原作よりいいかも・・・という印象を持ったのは「肉体の門」(かたせ梨乃主演のやつ)と「かもめ食堂」(小林聡美主演のやつ)。
原作(小説)の世界をうまく拡張して視覚的に訴える作品になっているなあと思いました(あくまで個人の感想です)。
原作(漫画)とは全く違うけど、映画としてはアリかなと思ったのは「ベルサイユのばら」(ジャック・ドゥミ監督)と「デスノート」(最初のやつ)。
なんといってもオスカルを演じたカトリオーナ・マッコールが「実物のオスカルがいる~」と思うほどの美しさ。
松山ケンイチも、「実物のLがいる~」と思うほどの怪演。
あ、つまりキャラクターの再現性が高くてリアリティが出ると、他は許せる気分になるのかな?(個人の感想ですから!)
私は最近全然漫画を読まないので、最近の作品については、たとえば「昨日何食べた?」のドラマは良かった、とは思うけど、原作との比較は出来ません。
絵ヅラだけ見て、原作のシロさんは西島秀俊よりキツい感じだな、と思うくらい。
でも、ドラマの評判は良いらしいから、原作ファンからも一定の評価は得ているらしい。
原作者の感想はわかりませんが、映画化や続編ドラマをOKしているということは、それなりの感想なのかしら。