T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

小論文のお題を分解すると

 こんにちは。

 T・たまもです。

 今週は小論文のお題の文章について考えています。

 昨日は、「次の文章を読んで、個人情報についての問題点と解決策をあなたの体験を踏まえて述べよ。」という問題文は、5つのパーツに分けることができると書きました。

a 「次の文章を読んで」
b 「個人情報についての」
c 「問題点と」
d 「解決策を」
e 「あなたの体験を踏まえて」
f 「述べよ」

 

 aは、課題文型の問題には必ず出てくるコトバです。
 「文章」ではなく、「資料」になっていることもあります。
 わざわざこう書いてあるということは、aは正確に言えば「次の文章を読んで、あなたはどう読み取りましたか」という問だということです。

 

 bは今回は「個人情報」としましたが、さまざまなテーマが入ってくる場所です。
 bは「このテーマについての現状、知識をあなたは知っていますか」という問です。

 

 cは「あなたは、問題点は何だと思いますか」

 

 dは「あなたは、解決策は何だと思いますか」

 

 eは「このテーマに関するなんらかのあなたの体験を書きなさい」

 

 fは「a~eを小論文の形で述べよ」

 

 こうしてみると、このお題はとても親切な問題文だということがわかります。
 書くべきことがすべて列記されているからです。
 書くべきこと、それは採点のポイントです。
 まず書くべき事が書いてあるか、次に書かれている内容が間違いがないか、最後に書かれている内容が優れているか、独創的か、です。
 初めて小論文を書こうという人は、まず書くべき事がすべて書かれているかを気にしましょう。
 内容の善し悪しはその次です。