こんにちは。
T・たまもです。
今日は、教員の席替えのテクニックについてお話ししましょう。
学校生活における大きなイベントのひとつに、席替えがあります。
なんであんなに盛り上がれるのか、またなんでそんなに席にこだわるのか、昔から私には良く理解できない不思議なイベントです。
生徒の立場の時には、最前列の席が当たってしまった子によく
「代わってくれない?」
と頼まれたし、
「となりがあの子になってしまった」と泣いている子もいました。
私は目が悪かったので前でもかまわなかったし、どうせ授業中はおしゃべりするわけでもないのでとなりが誰だろうと気になりません。
あ、でも大柄な男子が前だと黒板が見にくくて嫌だったかも。
まあ、その程度の関心度でした。
教員になってからは、気持ちを理解はできなくても大イベントである、ということは確かなので、いろいろ工夫を凝らしたものです。
やろうと思えば、
「出席番号順に座って」
と、ものの2分でコトが済むし、LHRの1時間まるまる使ってほとんどレクリエーションにもできます。
ただ、教室の座席というのは教員が授業をする環境をととのえる意味でも、間違いなく大切な要素です。
年度初めと定期考査は出席番号順ですよね。
これが良い証拠でしょう。
ですから、席替えをするときには、
「教室の座席は大切な学習環境であるからして、担任教諭の専任事項である」
と、ぶち上げていました。
「したがって、本来は担任の私が成績、意欲、適性、相性等々鑑みて、決めるべきなのです」
とまで言うと、生徒は不満げです。
「でも、出席番号順に座った始業式の日、一生の友人に巡り会うことも多いですね。偶然の別名は運命です。」
と言うと、生徒は激しくうなずきます。
「ということで、くじ引きしましょう」
長くなりましたので、続きはまた明日。