こんにちは。
T・たまもです。
今日は、インタビュー記事をまとめるという創作活動についてです。
創作活動に入っているのですが、これはルポになるのでしょう。
小学生の時から、たとえば「お父さんお母さんの仕事について聞いてこよう」とか、「お年寄りに戦争の話を聞いてこよう」(最近はもうないか)という宿題を出された生徒も多いかと思います。
ただ、インタビューを「取材」と考えるならば、また、インタビューという形を表現形式として選ぶのであれば、創作活動の一環と考えても良いのだと思います。
さて、まずはトレーニングとして、新聞記事などを提示して、どういった形でインタビューがまとめられているのかの整理です。
一般的には次の三つの形式です。
aQ&A型
b語り型
c報告型
この形式を理解した上で、インタビューおよび文章にまとめるという作業をします。
aQ&A型
インタビュアー(聞き手)がQ、インタビューされる人(話し手)がAで、対話形式に文章をまとめたもの。
形としてはシンプルですし、インタビューしたとおり書き起こせばいいような気がするのでラクだと思ってこの形を選ぶ生徒は多いです。
しかし、読む方からすればインタビューそのままを再現されるとすごく冗長で退屈になります。
youtubuで、ライブ配信だらだらやってるのを見せられるようなものですからね。
ここは切るか速回しでいいでしょう、っていうのありませんか。
そう、インタビューも、記録ではなく作品にするのなら編集が必要です。
そういう意味ではQ&A型が効果的な内容でないと難しい形式と言えます。
b語り型
話し手だけのセリフで文章をまとめたもの。
聞き書き、ということの方が多いかもしれません。
聞き手の質問は、話し手の回答の中に埋め込む形にします。
たとえば、実際のインタビューでは
A「こんなふうにふだんはしています。」
Q「試合の時はふだんと違うこともするのですか?」
A「そうだなあ、どうかなあ」
これが、こんなになる→「こんなふうにふだんはしています。え、試合の時ですか、そうですねえ・・・」
インタビューされる人に成り代わって文章を書いているようなものですね。
c報告型
これは、聞き手が「この人がこんな話をしてくれた」と文章をまとめたもの。
完全に聞き手目線になります。
ふつうの新聞記事を思い浮かべてもらえばいいですね。
今も言ったように聞き手目線になりますので、話し手が「そんなつもりで言ってない」と言うこともあるのである意味、最も危険で最も創作らしい文章と言えるでしょう。
長くなりました。続きはまた。