T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

おしゃべりを記録してみたら・・・ シナリオを作ろう その1

 こんにちは。

 T・たまもです。

 今回は、先週の戯曲のお話つながりで、授業でシナリオ作成指導をしたときのことを書きます。

 シナリオ(脚本)は会話で成り立っているので、作品作りに入る前にまずはトレーニング。

 二人ひと組になって「おしゃべり」を記録します。

 といっても、録音して書き起こすのではなく、「筆談」です。

 会話文を作る練習です。


「話題は何でもいいですか」
「くだらなすぎても発表のしがいがありませんから、お題を出しましょう」
 お題は

「昨夜の晩ご飯」

「お気に入りファッション」

「マイブーム」などが定番。
 インタビューではないので、双方がそれぞれある程度しゃべる必要があります。

 出来れば、それぞれの話が発展して終わりたいところですが、限られた時間内ですので、あまり要求はしません。

 次に「架空の会談」を作ります。

 今度は一人で、二役ないし三役の会話を作ります。
というと、生徒は

「どういう設定で?」

と、結構とまどいますのでヒントを与えます。

「あなたと、お友だちとの会話でも良いです。

ドラえもんのび太の会話でも良いですよ。(こういうと笑いが起きたものです)

 3人でもOK。

 会話する人たちの情報をあなたがよく知っていれば。

 たとえば織田信長徳川家康豊臣秀吉の会話でもよろしい」

 人間でなくても、野菜同士の会話とかも面白そうですね。

 話題は、今度は自由。

 「でも、キャラクター設定を生かした話題にするように」

とだけ指示します。

 これは、要するに一人で複数の人物を書き分ける練習です。

 つづく。