こんにちは。
T・たまもです。
今週は、小論文の練習問題として「個人情報について」をテーマに取り上げています。
昨日は、個人情報とは何か考えてみました。
今日は、問題提起に向けて、話を整理してみましょう。
その2 問題提起のポイント
個人情報とは、その個人が特定できる情報です。
その個人が持っている情報ということではありません。
すると、個人情報には2種類あるということになります。
その個人自身が知っている情報(究極は個人の思想信条性癖でしょうか)と、その個人自身はよく知らない(こともある)自分の情報(たとえば役所が持っている税金関係や病院が持っているカルテなど)です。
ただし、両方ともその個人が了承しない限り、他人が集めたり、他人に知らせることはできないのが原則です。
問題提起をする際は、
①個人情報の提供のしかた、
②収集のしかた、
③利用のしかた、
④事故が起きたときの対処のしかたが原則にのっとっているか
を考えるのが基本となります。
最近ニュースになった、ビッグデータをAIで処理して企業に提供する「不適切な利用」も、そもそもはそういった利用のしかたを収集時点で了承を得ていなかった不手際によるものですね。(そういう利用法が正しいのかはさておき。)