こんにちは。
T・たまもです。
今週は、小論文の練習問題としてハラスメントをテーマに取り上げてみましょう。
昨今は、「ハラスメント」という言葉のおかげで、大変便利になりました。
セクハラもパワハラも体罰も虐待もいじめも、この言葉でくくることができます。
それぞれ単独でテーマとして出てくることも多いですね。
今日は共通点を探してみたいと思います。
ハラスメントにはいずれの場合も必ず①加害者と②被害者がいます。
そして、③傍観者と④加害者の関係者、⑤被害者の関係者がいます。
③は、事情や立場によって被害者にも加害者にもなり得る位置にいる人、④と⑤は、家族など味方につく人と考えて下さい。
もっとも問題を抱えているのは①加害者です。
②被害者にも問題があるから被害に遭うのではと言う人がいますが、問題があるからといって害を加える権利はだれにもありませんので、②被害者にできることは逃げるか戦うかの二択です。
したがって、小論文で問題提起する場合、加害者側の問題をどうするかを一番に考えるべきでしょう。
③④⑤は、①の問題を解決していく上での力として考えていくと良いでしょう。