こんにちは。
T・たまもです。
今週も小論文の練習問題として「ハラスメント」をテーマに考えています。
昨日は、具体的なお題として「体罰」「児童虐待」「後輩いびり」を取り上げました。今日は、もう一つの大物について。
3 「いじめ」は、個々の事例ごとに加害に至る原因がちがい、共通した解決策を考えるのはとても大変です。
言えるのは、加害者にも被害者にも、「これはいじめだ」という認識がちゃんとある場合と本当にない場合があるということです。
そして、大人に対してはいじめであることを加害者はもちろん被害者も否定することが多いということです。
私は個人的には被害者か目撃者が告発しない限りいじめは可視化できないと感じています。
したがって、ケースを限定した上で解決につながる方策を提案していくべきでしょう。
これはいじめに限ったことではないのかもしれません。
現在は、定期的なアンケートがあり、被害者または目撃者がが告発することが昔に比べればしやすくなっていると思いますが、今度は告発を知った大人側の対応がまずくて事態を悪化させることも多くなっているような気もします。
大人に対する教育も必要そうですね。
「体罰」「児童虐待」は、加害者が大人ですから、なおさらです。
あと、「自分が加害者だった体験」を小論文の中でカミングアウトしてしまう生徒が時々います。
その勇気と自覚には敬服するけれど、世の中、そう思ってくれる人ばかりではありません。本番でそれをするのはやめておいた方が無難でしょう。