T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

おやつの時間 上生菓子の最高峰といえば

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春夏秋冬

 こんにちは。

 T・たまもです。

 

 きょうのおやつは上用ねりきりと上用まんじゅうです。

 

 水無月というお菓子があります。

 上に小豆を散らし、氷を模して三角形に切ったういろう系のお菓子です。

 全国の和菓子屋さんが夏になると売り出します。

 縁起物だし、美味しいのですよ!

 それを見て、「とらやが駄菓子を作っちゃいかん」とのたもうたお茶の宗匠がいらした話を聞きました。

 そのお稽古場ではいつも虎屋のお菓子だったのでしょう。

 水無月が駄菓子なら、何ならいいのかしら?

 やっぱり見栄えといい味といい、ねりきりとまんじゅうは別格のようです。

 ぎゅうひを使うと「ねりきり」、小麦粉を使うと「こなし」と区別するようですが、あんと粉をまぜて練り上げたものは、なんともいえない柔らかくてもっちりした甘さが身上。様々な色で染め、四季折々の形に成形します。

 写真の右上は春の「蝶々」。

 右下は夏の「あじさい」。

 

 まんじゅうも、酒まんや大福のように気取らないものもあります。

 が、山芋を使う薯蕷まんじゅうは作るのに手間がかかる分、まっしろでふっくらしたいかにも高級菓子。(今回は和三盆を使ったので薄茶色でしたけど)

 本来蒸したてを出すのだそうです。ねりきりも作りたてが一番美味しい。

 写真の左上は秋の「一つ栗」。

 左下は冬の「柚子」。

 

 こうやってパッケージに入っていると、虎屋製みたいでしょ?

 実はワタクシが成形しましたのよ。蝶々が一番むずかしい。結局左右の羽を同じ大きさに切れませんでした。