こんにちは。
T・たまもです。
昨日は、面接対策として表情について考えました。
今日は、想定問答についてです。
想定外の質問に備えるためにも、安心するためにも、想定問答を作成しておくのは重要です。
「志望理由」とか、「高校時代頑張ったこと」とか、長いものだけでなく、「得意科目」とか、「長所短所」のようなものも、一度じっくり整理しておく必要があります。
俗に「店卸し」と呼ばれる作業ですね。
実は、指導にはポイントがあります。
店卸し自体は「正直に」。
想定問答を作るときは「自己アピールになるように」。
ごっちゃにすると、「あなたの長所は?」と聞かれて短所を答えることになりかねません。
店卸しの時は、「自分の性格はめんどくさがりなくせに怒りっぽい」でも、想定問答の時は「慎重で、少しのこともゆるがせにできない」くらいの言い方にしたい。
ただの言い換えじゃんと思うかもしれませんが、どうせ暗記するのならポジティブなセリフにしておきましょう。
臨機応変は緊張した場面でもできるようになってから。
そして、想定外の質問について。
想定外の質問をされると、焦りますよね。
以前、悪さをした生徒たちの事情聴取をしていたとき、口裏を合わせていたはずの生徒が、ガタガタッとぼろを出してしまったことがありました。
後にいわく、「だって、そんな質問されると思わなかったから・・・」
嘘は重ねれば重ねるほど土台がぐらついてきますが、真実は逆です。
自分自身のことについて、店卸しと想定問答がしっかりできていると、想定外と言ったって料理できないはずがありません。
要するに「意欲」と「知識」を問われているのだと考えれば、最悪「勉強不足でどう答えていいか分かりません。悔しいです」と言えば済むことです。
面接で実際に想定外の質問をされた、という生徒は、こう言っていました。
「もう、とにかくアタマの中ぐるぐる!!考えて、答えました。今まででいちばんアタマ使った感じ」
パズルですか、と突っ込みたくなったのを覚えています。