こんにちは。
のんびり、ゆったりした気持ちで生活したいT・たまもです。
今日は、小論文の指導について、ちょっと考えてみましょう。
小論文といっても、推薦入試やAO入試は、基本的には自己アピールのバリエーションです。
とくに、短大・専門学校で400~800字程度なら、そう考えておくのが無難です。
4年制大学、しかも1000字以上ともなると、視点のおもしろさ、意見の独自性等が表に出てくると思いますが、結局はそういう「独創的な考え方ができる生徒」をアピールする場でもあるわけです。
生徒は、「志望動機」や「ワタクシ系作文」を書いていると、不安になるのか、
「過去問とかやらないでいいんですか」とか、
「賛成・反対とか、書くんじゃないんですか」とか、聞いてきます。
中には、自分で小論文の本を読んで実践したと思われる作文を書いて、「見てくれ」と持ってくることもあります。
その意気や良し!なんですが、何事も基本が大事。
土台ができてないと砂上の楼閣になります。
土台、とは、自己を知るということです。
「自分がどういう生育歴で、今の人格を形成してきたのか」
「自分がどういう実績をもち、どういう適性を持っているのか」
「自分が、その人格・実績を持ってどういう目標を持っているのか」
ということを自分が知っていないと、どんなに立派な意見を小論文で書いても説得力がないのです。
まずは自分の店卸しをして、自分の考え方のベースになっているものを整理することが、小論文を書くスタートであると心得ましょう。
「焦らないで順番にやろうね」と、言ってあげましょう。
具体的には、
1 高校生活での実績、
2 希望分野の知識
が必要です。
実績は年表にしておくと楽。
知識は、読書と新聞です。読むだけでなく、必ず「何が問題なのか、私に何ができるのか」を考えること。
スクラップ帳を作るといちばんいいのですが、3年生からだとちょっときついかもしれません。