T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

一句ひねってみませんか~その3

 こんにちは。

 T・たまもです。

 俳句のお話の続きです。

 

 昨日、集めた題材を3文で作文してみるというお話をしました。

 こんな例を出してみましたね。

  「お正月(題材、イベント)
1文め おじいちゃんの所へ年始に行った。
2文目 お年玉をもらった。
3文目 意外にたくさん入っていてすごくうれしかった。」

 文をよく見て、ちょうど5音、7音のことばがあればそれを利用して、なければ同じような意味の言葉で5音7音になる言葉を探し、並べてみます。
 

 お年玉意外に多いうれしいな

 

ちょっとぶつ切りですね。順序を変えてみます。

 

 うれしいな意外に多いお年玉

 

 高校生なら、「うれしい」「かなしい」などの感情を表す単語はなしで。

 その方がかっこよい、というか、文学的表現になります。

 これの場合は、「意外に多い」で、「うれしい」が表現できているのでいらないでしょう。
 
 お正月意外に多いお年玉
 

 これだと、「お正月」と「お年玉」で季重ねです。

 これもやはりタブー。

 たった17音なのですから、他の情報を入れたいところ。

 

 祖父からの意外に多いお年玉

 

 これなら、自分のうれしさだけでなく、孫に会えて、奮発したおじいちゃんのうれしさも伝わってきますね。

 切れ字がありませんが、なんとなく俳句らしくなってきました。

 あとは、もっと個性ある新鮮な題材がないか探し、表現をブラッシュアップしていきます。


「画賛を描く」・・・仕上げの作品作りです。これを提出課題としてみましょう。

 
 これも前述した小学生向けの俳句の作り方の本(どなたか題名をしっていたら教えてください)にあったアイディアですが、題、3文、俳句に絵(絵が描けなければ模様でも)と署名(ペンネーム)を添えます。

 色鉛筆やサインペンを用意しておいて、自分で選んだ一句を書きます。

 かけた順に黒板に貼りだしていきます。

 

 時間があれば、そのまま句会。

 ペンネームなので、どれに投票しても義理にならないという前提です。(笑)